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Zテック20設定!!FANG+ 2244などと比較

比較記事
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2024年12月11日に新しいテクノロジー株『Zテック20(iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株)』が待望の設定です。

近年、FANG+やUSテック20(2244)など、有望なテック企業に投資する投資信託やETFが人気を博していました。

しかし、投資スタイルに懸念点があったのも確かです。

本ブログでは、それらを解決するZテック20が待ち望まれていた理由と、他のテクノロジー株のマイナス要素など含め様々な観点から比較していきます。

記事のポイント

  • Zテック20とは
  • 投資家待望のZテック20の詳細
  • FANG+ 2244などと比較

1. Zテック20の概要

technology

当ファンドは、日本を除く世界のテクノロジー関連企業の中から、時価総額上位の20銘柄に投資します。

ただし、リスクの高い国・地域の銘柄を除く20銘柄で構成されます。

具体的には、中国、ロシア企業の銘柄が除外されます。

正式名称は「iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株」です。

ここでのテクノロジー関連とは以下を指します。

  • 半導体/半導体製造装置
  • ソフトウェア
  • 通信機器
  • 電子装置/機器/部品
  • コンピューター/周辺機器
  • インタラクティブメディアおよびサービス
  • 自動車
  • 大規模小売 等

設定日は2024年12月11日、信託報酬は0.495%(税込み)です。

また、ベンチマークはありません(アクティブ運用)。

取り扱いは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券となります。

このような特徴を持った「Zテック20」は、かなりの人気を誇る「FANG+」を上回るファンドへ成長する期待が持てます。

次のセクションでは、理由を詳しく見ていきましょう。

2. Zテック20 が待望である理由

finance

テクロジー株の投資先として、FANG+やUSテック20(2244)などが非常に注目を集めてきました。

ただ、組入銘柄(国)、組入比率の上限、銘柄選定方法などに賛否があったのも事実です。

Zテック20の特徴(他品と比較)

下図に、Zテック20、FANG+(以上投資信託:ともに大和アセットマネジメント)、
2244、178A(以上ETF:グローバルX )の特徴をまとめました。

銘柄 Zテック20 FANG+ 2244
(投資信託あり)
178A
設定日 2024年12月11日   2018年1月31日 2023年4月11日 2024年4月10日
銘柄数 20銘柄 10銘柄 20銘柄 15銘柄
信託報酬 0.495% 0.7755% 0.4125%
(投資信託は 0.495%)
0.4125%
算出法 時価総額加重 均等加重 時価総額加重 均等加重
1銘柄上限 8%
銘柄
入替
3月 9月(*例外あり)     3月 6月
9月 12月
6月 12月 4月 10月
新NISA    成長投資枠    つみたて投資枠
成長投資枠    
成長投資枠 成長投資枠
特徴 米国上場のテクノロジー
関連企業
米国上場のテクノジー関連企業 米国上場のテクノロジー
関連企業
幅広い業界の革新的企業
投資国 グローバル
(日本、中国、ロシア除く)
グローバル
(中国除く)
グローバル
(中国含む)
グローバル
(中国含む)
ベンチ
マーク
なし(アクティブ運用) NYSE FANG+指数 FactSet US Tech Top 20IndeX
(配当込み)
Mirae Asset Global Innovative Bluechip
Top 10+ Index
(配当込み)

*時価総額上位になることが予想される企業が新規上場する場合、臨時の銘柄入替実施の可能性あり

待望のZテック20

投資家が待ち望んだメリットは以下だと思います。

  • 中国企業が除外されている
  • 時価総額加重平均
  • 銘柄選定の透明性があること
  • 投資信託であること

これらを実現しているのが、Zテック20です。

FANG+は現在中国企業を除外していますが、均等加重平均で構成比率(1銘柄約10%)が決定。
銘柄選定に関してもFANG【Facebook(現Meta Platforms), Amazon, Netflix, Google】とアップル、マイクロソフト、エヌビディアの6銘柄がほぼ固定といった不安点もありました。

2244は中国企業が含まれるマイナス点、時価総額加重平均であるものの、1銘柄が最大8%の上限比率があるため、(過剰なリスクは抑えられるが)成長を取りこぼす欠点がありました。

また、投資信託の「一歩先いく USテック・トップ20インデックス」(信託報酬は0.495%)がありますが、その名称から投資家の反応がイマイチでした。

178Aはテクノロジー関連を含む世界の大型優良企業(ブルーチップ企業)15社に投資できるのが魅力ですが、均等加重平均であり、中国企業も含まれます。

さらに、Zテック20の信託報酬は、年率0.495%とこれらの他投資先と比較しても高くはありません。

新NISAにおいても、つみたて投資枠非対応であるものの、成長投資枠では投資できます。

このような点からZテック20は投資家が待ち望んでいた投資先と言えるでしょう。

3. 組入銘柄と比率(Zテック20とFANG+)

Zテック20 組入銘柄と組入比率

下図は、Zテック20の組入銘柄と比率(シュミレーション)です。*2024年9月末時点
引用:大和アセットマネジメント資料

Zテック20は、時価総額加重平均での比率のため、上位銘柄の比率が大きくなっています。

また、韓国のサムスン電子が他投資先との大きな違いと思います。

FANG+ 組入銘柄と組入比率

下図は、FANG+の組入銘柄と比率です。 *2024年10月末時点

1 NVDA
エヌビディア
電子機器・部品 10.80
2 CRWD
クラウドストライク ホールディングス
投資会社 10.10
3 NFLX
ネットフリックス
個人サービス 9.60
4 GOOGL
アルファベット A
コミュニケーション・サービス 9.60
5 AVGO
ブロードコム
情報技術 9.60
6 META
メタ プラットフォームズ
コミュニケーション・サービス 9.60
7 NOW
サービスナウ
情報サービス 9.30
8 AMZN
アマゾン ドットコム
情報サービス 9.10
9 AAPL
アップル
コンピュータ・通信機 9.10
10 MSFT
マイクロソフト
ソフトウェア 8.80

FANG+は、均等加重平均で10銘柄のため、構成比率も全銘柄10%付近になっています。

企業の成長により乖離が生じても、年4回定期的にほぼ10%にリバランスされます。

4. Zテック20のシュミレーション

investment

Zテック20は、その時期の時価総額上位の20銘柄で構成されます。

一部の銘柄は継続して採用されますが、NASDAQ100の構成銘柄の上位が20年前と大きく違うように、Zテック20の組入銘柄も時代とともに変化してきています。

以下は、2024年9月末と2015年3月末のZテック20の上位10銘柄の変化です(大和アセットマネジメント資料より引用)。

Zテック20にベンチマークはないため、シュミレーションになります。

テスラ、エヌビディアなどは、2015年時点では想像できないほどの成長をとげています。

Zテック20のパフォーマンス(シュミレーション)比較

2015年3月末から2024年9月末までのZテック20(シュミレーション)とFANG+などのパフォーマンス比較です。


引用:大和アセットマネジメント資料

この期間FANG+のパフォーマンスがZテックを上回っています。

  • FANG+は、設定時(2018年1月31日)テスラ、エヌビディアを均等加重の約10%で採用
  • Zテック20は、エヌビディアを2017年3月、テスラを2020年3月にそれぞれ時価総額加重で採用(当時両銘柄とも時価総額は小さい)

このような理由からFANG+はZテック20を上回る一因になったと思います。

ただ、Zテック20は、NASDAQ100、S&P500より優れたパフォーマンスをみせ、時価総額加重を採用することも手伝って、安定感のある投資先とも言えます。

今後のパフォーマンスは、FANG+>2244>Zテック20になると予想できます。短期間では、逆転が起きるくらいで、大きな差はないでしょう(特にFANG+と2244の差は少ない)

リスク(中国企業の採否)の観点から見ても、Zテック20は、FANG+、2244よりパフォーマンスは下回るものの、NASDAQ100以上のパフォーマンスが期待でき、中国企業が採用されていないことで安心感のある投資先になると思います。

Zテック20 FANG+ 2244 比較 について総括

Zテック20はテクノロジー関連企業時価総額上位の20銘柄に投資し、以下の条件を満たしており人気ファンドに成長することが確実である

  • 中国企業が除外されている
  • 時価総額加重平均
  • 銘柄選定に透明性がある
  • 投資信託である

FANG+は中国企業は含まれないが、均等加重平均であり、銘柄選定に不安あり(一部ほぼ固定)

2244は中国企業が含まれるマイナス点あり、時価総額加重平均であるが、8%の上限比率があるため、成長を取りこぼす可能性あり

パフォーマンスは、FANG+>2244(若干の差)>Zテック20 になると予想できるが、リスクの観点(中国企業を含まない)から見ても、Zテック20はおすすめ投資先である