FANG+とレバナス徹底比較!高リターンを狙うならどっち?

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テクノロジー分野への投資は世界的に注目を集めており、その中でもレバナスとFANG+は投資家に人気の高い選択肢となっています。

これら2つの投資商品には、リスク・リターンなど、様々な違いがあります。

本ブログでは、レバナスとFANG+の概要から始まり、過去の実績、リスク比較、パフォーマンス比較など両者の特徴を詳しく解説していきます。

投資に関心のある方は、ぜひこの機会に両者の魅力と留意点を理解し、自身に合った投資戦略を見つけてみてください。

記事のポイント

  • レバナスとFANG+のパフォーマンス比較
  • 長期投資ならレバナスのパフォーマンスが優勢

1. レバナスとFANG+の概要

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レバナスとは?

レバナス、正式にはレバレッジ型NASDAQ100指数連動投資信託は、NASDAQ100指数の2倍のリターンを目指す投資商品です。

このファンドは、特にテクノロジーセクターに強く依存しており、アメリカの成長企業に投資することから、投資家に大きなリターンが期待されます。

ただし、レバナスはその性質上、リスクも高く、マーケットの変動に対して敏感なため、長期投資には注意が必要です。

FANG+とは?

FANG+は、次世代テクノロジー企業の成長を捉えるために設計されたファンドです。

このファンドは、Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)などの主要企業や、これに加えてAppleやMicrosoftなどを含めた10銘柄に投資しています。

FANG+は、米国のテクノロジーセクター全体に広く投資し、その成長ポテンシャルを活かすことを目的としています。

レバナスとFANG+の主な違い

  • 投資戦略:
    レバナスは、NASDAQ100の動きに連動して高いリターンを追求しますが、FANG+は特定の企業群に集中投資し、その成長性を引き出す戦略をとります。
  • リスクとリターン:
    レバナスは高リスク高リターンの投資商品で、特に市場が不安定な時期には大きな下落を経験する可能性があります。
    一方で、レバナスと比較して、FANG+は相対的にはリスクが低く、テクノロジー企業全体の堅実な成長を享受することができると考えられています。
    ただ、FANG+は10銘柄均等投資であるため、分散がきいていないデメリットもあります。

投資家に与える影響

投資家にとって、レバナスは瞬時の高いリターンを狙う魅力的な選択肢である一方、FANG+はより安定した資産形成を目指す人々にとって理想的なターゲットです。

特に新NISAの枠組みの中では、レバナスが除外されたことで、FANG+のような選択肢がますます注目されています。

それぞれのファンドには独自の特徴と投資戦略があるため、自身のリスク許容度や投資目的に応じて選択することが重要となります。

2. レバナスとFANG+のパフォーマンス比較

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レバナスとFANG+のリターンを比較していきます。

レバナスはQLD、FANG+はFANG+指数にて比較していきます。
(QLD:米国籍のETF FANG+指数:FANG+のベンチマーク)

過去5年間のパフォーマンス比較

直近5年間(2024年11月8日まで)のパフォーマンスを見てみると、以下のようになります。

青:QLD(≒レバナス)
赤:FANG+指数(≒FANG+)


引用:Bloombergサイト

コロナショック後の2021年末までの上昇相場ではQLDが上回りますが、2022年の下落相場にてFANG+指数が逆転します。

過去1年間のパフォーマンス比較

次に直近1年間(2024年10月18日まで)のパフォーマンス比較を見ていきます。

青:QLD(≒レバナス)
赤:FANG+指数(≒FANG+)


引用:Bloombergサイト

過去1年間はQLDのパフォーマンスがFANG+を上回っています。

上昇相場と下落相場でのパフォーマンス

上昇相場ではQLDが高いリターンを持つ一方で、下落相場ではそのリスクも顕著に現れます。

2020年のコロナショックや2022年の市場下落では、QLDは大きく値を下げましたが、2023年初頭からの市場回復局面では急激な上昇が見られました。

長期的な投資の観点

長期的な視点で見ると、レバナスの高いリターンはリスクの高さと常に表裏一体です。

多くの投資家にとって、投資期間が長ければ長いほどリターンが期待できる一方で、資産が急激に減少するリスクも存在します。

その点でFANG+は、リスクをある程度抑えつつ、良好なリターンを得られるファンドとしての魅力があります。

一方、レバナスはそのレバレッジ2倍を目指すという特性上、米国市場が好調なときには他のファンドを凌ぐリターンを上げる可能性が高く、短期間で資産を大きく増やしたいと考える方には理想的な選択肢となります。

また、バックテストでは、レバナスを長期投資する場合、急激な資産減少が必ずありますが、その後回復し、結果としてかなりのリターンを得ています。

特に、今後も米国テクノロジー企業の成長が続くと予想される場合、レバナスのポテンシャルは無視できません。

新NISAでの対応

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新NISAでの投資可能かどうかの違いがあります。

レバナスはレバレッジ品であるため、新NISA投資ができません。

つまり、レバナスは、特定口座で投資するしかありません。

一方、FANG+は新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠両方での投資が可能です。

長期での投資で考える場合、爆発的なリターンを期待して(リスクを受け入れて)、レバナスを特定口座で投資するべきか、新NISAでFANG+を投資するのか悩ましいところです。

レバナスを保有した状態で、2022年のような下落相場迎えた場合、精神的にストレスを感じる方が多いのも事実です。

そのような方は、レバナスは短期的な投資、若しくは、少額投資にとどめておいた方がいいでしょう。

FANG+ レバナス 比較 について総括

  • レバナスは高リスク・高リターン
  • FANG+は比較的安定的なリターン
  • 長期投資のリターンはレバナスが上回る
  • レバナスは新NISA非対応
  • FANG+は新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠両方での投資可能