テスタ氏は近年、投資家としての活躍が大きく注目されています。
しかし同時に、身元の不明瞭さや矛盾した発言、怪しげな投資手法などから、「テスタは怪しい」という評価も根強くあります。
しかし、その一方で、投資の知識や経験が豊富であり、投資教育の推進に尽力するなど、信頼に値する側面も持ち合わせています。
本記事では、テスタ氏をめぐる様々な疑問点や評価について、詳しく掘り下げていきます。
記事のポイント
- テスタ氏とは
- テスタ氏の怪しさ
- テスタ氏の肯定的な
1. テスタ氏の経歴と人物像
まずはテスタ氏の経歴と人物像から見ていきましょう。
テスタ氏は自身を”ただのニート”と称していますが、実際には株式投資の専門家として幅広く活躍しています。
人物像
テスタ氏は謙虚な姿勢と正義感の強さを併せ持っています。
自身の発言は矛盾しているように見えますが、それは投資の時間軸によって柔軟に対応しているためだと説明しています。
また、中学生投資家の嘘を暴いたり、怪しいセミナーの真相を明らかにするなど、正義感に基づく行動も見られます。
一方で、メディア出演の目的がPRだったり、保護動物への寄付がイメージアップ目的ではないかといった指摘もあり、テスタ氏の本当の姿勢については疑問が残されています。
経歴
- 2005年からの19年間の投資歴で、一度も運用がマイナスになったことがない
- 2024年2月に100億円を超える利益を達成
- X(旧Twitter)で87万人を超えるフォロワーを持つ
- 全国の児童養護施設への寄付活動などの社会貢献も行っている
- YouTubeチャンネル「テスタ」は登録者数12万人を超える
このように、長年の実績と社会貢献の両面から見ると、一定の信頼性は認められそうです。
しかし、一方で投資家としての手法には疑問視する声もあるため、詳しく検証する必要がありそうです。
2. テスタ氏の投資手法や実績に対する怪しさ
テスタ氏の投資手法や実績については、様々な指摘がなされています。
その中から代表的なものをいくつかピックアップして、詳しく見ていきましょう。
実績の信憑性
テスタ氏は年間平均利益率59%という非常に高い数値を公表していますが、これには疑問の声が多数上がっています。
長期的に勝ち続けることは不可能に近く、ウォーレン・バフェットの年平均リターン20%を大きく上回っているため、”架空の人物”によって創られた実績ではないかと指摘されています。
また、大きなリターンを得るには必然的にリスクが伴うため、テスタ氏の手法には危険性があると考えられています。
スキャルピングなど短期的な売買を得意としているものの、小型株への大口投資や積極的な信用取引は、失敗したときの損失が甚大になる恐れがあります。
投資ルールの曖昧さ
テスタ氏は「初心者の頃は自分で作ったルールを守れない」と述べていますが、そもそも彼の投資ルールや手法自体が曖昧で、明確に提示されていません。
「相場の動きに合わせて柔軟に」と説いていますが、それでは基本ルールを無視しているようにも映ります。
確かにゲーム株のように「わかりやすい」銘柄に注目するのは分かりやすいですが、「ライバル投資家も多い」との指摘もあり、投資対象の選定基準にも疑問が残ります。
矛盾した発言
Xでは「底打ちしたから全力買いした」と発言していますが、テレビ出演時には「守りのヘッジ」の重要性を強調するなど、発言に矛盾が見られます。
トレーディング画面の写真を見ても、ほとんど同じチャートが表示されており、実際のトレードをしているようには見えません。
また、株の知識が乏しいように感じられる発言も散見されます。
このように、実際の投資行動と公の場での発言が一貫していないことが、テスタ氏への不信感を生んでいるようです。
3. テスタ氏をめぐる様々な疑惑
テスタ氏をめぐっては、投資手法や実績以外にも、様々な疑惑が指摘されています。
代表的なものについて確認していきましょう。
身元の不明瞭さ
テスタ氏の出身や家族構成、年齢など、身元に関する情報があまり明らかになっていません。
両親は一般市民で、普通の家庭環境で育ったようですが、そのほかの詳細は謎に包まれています。
なぜあえて身元を隠す必要があるのか、不明瞭なままでは疑念を招きかねません。
一方で、投資家の多くが匿名を好むことから、テスタ氏が身元を明かさないのは当然の選択肢とも言えます。
ただ、一般視聴者への信頼性を高めるためには、一定の情報公開は求められるかもしれません。
メディア出演の過剰さ
テスタ氏はテレビやYouTubeなど、様々なメディアに出演していますが、その頻度の高さが「過剰」と指摘されています。
テレビCMや企業のPRが目的なのではないかと疑われており、投資家としての資質よりも、有名人ビジネスに重きを置いているのではないかとの批判もあります。
また、出演の目的がイメージアップだとすれば、視聴者を踏みにじる行為とも言えます。
投資家として信頼を得るためには、メディア出演の在り方を見直す必要があるかもしれません。
投資以外の収入源の存在
テスタ氏は投資だけでなく、他の収入源を持っているのではないかと指摘されています。
例えば、メディア出演への出演料や、投資セミナー・サロン運営による収入など、投資家としての活動以外の収入が相当あると見られています。
これらの収入源の存在を隠し立てしている理由は不明ですが、収入源の透明性が疑問視されています。
収支の内訳を公開することで、疑念を払拭できるかもしれません。
4. テスタ氏の肯定的な評価
一方で、テスタ氏には肯定的な評価も存在します。それらの点について見ていきましょう。
投資の知識と経験の豊富さ
テスタ氏は、19年間の投資歴を持ち、一度も運用がマイナスになったことがないと言われています。
このことから、株式投資に関する知識と経験が豊富であることがうかがえます。
また、投資家として高い実力を有していると評価される面もあります。
例えば、テスタ氏は新しいNISAの成長枠における投資について研究を深めるなど、常に情報の収集と勉強を怠らない姿勢が伺えます。
このような努力が、投資における成功につながっているのかもしれません。
投資教育への貢献
テスタ氏は、投資に関する日本人の偏見や誤解を払拭するため、投資教育の推進に力を入れています。
全国の学校での講演活動や、SNSを通じた情報発信を行うことで、正しい投資知識の普及に尽力しているのです。
また、テスタ氏は投資詐欺の被害防止にも取り組んでおり、具体的な対策を提示しています。
このように、テスタ氏は投資の分野で社会に貢献する姿勢を示しており、高く評価できる面があります。
慈善活動への取り組み
テスタ氏は、投資で得た利益の一部を慈善活動に回すなど、社会貢献にも力を入れています。
児童養護施設への寄付や、動物愛護活動への協力など、様々な取り組みを行っているとされます。
一部には、これらの活動がイメージアップのための企画ではないかとの疑惑もありますが、テスタ氏自身は「仲間との連携が成功への近道」と語っており、純粋な思いがあるようです。
5. テスタ氏の危険な投資詐欺との関係
さらに深刻な問題として、テスタ氏が投資詐欺に関係しているのではないかとの指摘もあります。
詐欺の実態やテスタ氏との関係について見ていきましょう。
SNS上での偽アカウントによる詐欺
テスタ氏の名前や写真を使って、SNSに無数の偽アカウントが作られ、勝手に広告が出されているといいます。
これにより、テスタ氏自身が被害を受けていると主張しています。金融教育を受けていない中高年層が狙われているため、深刻な問題だと指摘されています。
この件に関しては、テスタ氏が自身の名前や肖像権を不当に利用された被害者とも言えますが、一方で詐欺に荷担しているのではないかとの疑惑も完全には払拭できていません。
投資詐欺YouTuberとのコラボ
テスタ氏は、過去に投資詐欺を行ったとされるYouTuberとコラボ動画を制作したこともあります。
その際、違法行為を支持するかのような発言をしていたため、投資詐欺に加担しているのではないかと批判されました。
こうした疑惑を受けて、テスタ氏自身は「投資詐欺に遭わないための6つのポイント」を解説するなど、一定の釈明はしています。
しかし、過去の発言との整合性が取れていないため、疑念は完全には払しょくできていないようです。
テスタ 怪しい について総括
- 身元の不明瞭さ、矛盾した発言、実績の信憑性、投資手法の危険性、メディア出演の過剰さ、投資詐欺との関係など、彼をめぐっては多くの疑念が存在する
- テスタ氏は長年の投資実績と投資教育や慈善活動への貢献など、肯定的に評価できる点も存在する
- ただし、彼自身の言動や活動が不透明なままでは、「怪しい」とのイメージを払拭することは難しい
- 投資家として更なる信頼を得るためには、活動の透明性を高め、疑問点に対して丁寧に説明する姿勢が求められる
- テスタ氏の言動に惑わされることなく、冷静な判断力を持ち続ける必要がある