本ブログでは、元機関投資家で現役のプロトレーダーである堀江氏について詳しく解説します。
堀江氏の経歴とトレード手法、有料サービスの内容、彼に対する評判など、投資家が知りたい情報を網羅しています。
また、堀江氏の2022年から2023年にかけての予想とその結果について記していきます。
- 元機関投資家 堀江氏とは
- 堀江氏の有料コンテンツの内容
- 堀江氏の評判(問題点)
1. 元機関投資家 堀江の経歴と投資スタイル
学歴と専門分野
元機関投資家トレーダーの堀江氏は、1974年生まれの49歳で、大学院では金融経済学と会計学を専門に研究しました。
横浜国立大学大学院にて博士課程を修了し、金融工学の研究にも参加していました。
このような学問的背景が、彼のトレード手法や市場分析にどのように影響を与えたのかは興味深いポイントです。
プロップトレーダーとしてのキャリア
堀江氏は2009年から2019年までの10年間、証券会社の自己売買部門でプロップトレーダー(ディーラー)として活躍しました。
自己売買部門とは、会社の資金を使って独自に取引を行い、利益を上げることを目的とした部署であり、厳しい競争が繰り広げられています。
堀江氏はこの厳しい環境の中で結果を出し続けることで、彼のトレーダーとしての実力を証明してきました。
投資スタイル
堀江氏のトレードスタイルは、スイングトレードやデイトレードなど多岐にわたります。
彼が運営するYoutubeチャンネル「元機関投資家トレーダー堀江の投資塾」やコンサルティングサービスでは、トレード手法やリスク管理の重要性について詳細に解説しています。
たとえば、初心者向けの講座では「損切りの重要性」や「価格の動きに対する理解」を強調しており、投資家としての基盤を築くための有益な情報を提供しています。
市場分析と予測
堀江氏は、TikTokやX(旧Twitter)などのSNSでも活発に情報を発信しており、特に市場のトレンドや銘柄分析について見解を述べています。
また、彼は2021年12月にナスダックの下落トレンドを早期に見抜くなど、優れた市場分析能力を持っています。
しかし、彼の予測が常に的中するわけではなく、投資家からは賛否が分かれることも多いです。
2. 堀江の有料コンサルティングサービス内容
元機関投資家である堀江氏は、初心者から経験者まで幅広い層に向けた有料コンサルティングサービスを提供しています。
彼のサービスは、個別指導から動画講座まで多岐にわたるため、自分のニーズに最適なプログラムを選ぶことが可能です。
動画学習講座
堀江氏の動画学習講座は、レベル別に分類されており、初級、中級、そして正規塾生向けのコースがあります。
特に中級講座では、一目均衡表の活用法や押し目買い、戻り売りの技術といった、実践的なトレード技術を学べます。
中級講座や正規塾生会員は、年間25,000円や36,000円で提供されています。
また、年間契約を結ぶことで、堀江氏への質問も行える特典があります。
1on1個別講義
さらに、60分のマンツーマンでの指導を行う1on1個別講義も用意されています。
こちらは完全予約制で、料金は1回あたり20,000円です。
この講座では、投資で成功を収めるために必要な知識を個別に学べるため、特定の疑問に直接答えてもらえる貴重な機会です。
メルマガサービス
堀江氏は、定期的に投資情報を配信する有料メルマガも運営しています。
メルマガはAコースとBコースに分かれており、それぞれ異なる内容の動画配信が行われます。
Aコース月額16,500円に対して、Bコースは33,000円で、売買シグナルの提供が含まれます。
- Aコース(スイングトレードのみ)
- Bコース(スイングトレード + デイトレード)
トレード手法
堀江氏のトレードスタイルは、基本的なルールに基づいています。
彼は「損切りは素早く行い、利益を大きく伸ばすことを徹底」することを理念としており、トレードの基本を忠実に守ることが特徴です。
この姿勢が高い実績につながっているのです。
スイングトレードの特徴
スイングトレードでは、取引を行う際の勝率は必ずしも高くはなく、むしろ負け越しが散見されると報告されています。
しかし、堀江氏は利益を最大化するための戦略をもって市場に臨んでいます。
彼は損失を最小限に抑えるために迅速な損切りを行い、相場が上昇した際には利益をしっかり確保します。
メルマガコンテンツの内容
メルマガコンテンツには週1〜2本の動画配信が含まれており、日足・週足・月足トレード向けに設計されています。
これにより、様々なトレードスタイルに適応可能となっており、初級者から経験者までが利用できる内容になっています。
Bコースでは、売買シグナルメールも随時配信され、よりリアルタイムな対応が可能となります。
評判と実績
堀江氏の有料コンテンツは、特に初心者から高い評価を受けており、「分かりやすく、実践的な知識を得られる」との声が多く聞かれます。
また、定期的に行われる質問サポートを通じて、参加者が疑問を解消できる体制が整っているため、学びやすい環境が提供されています。
このように、堀江氏の有料コンサルティングサービスは、豊富な知識と実績を持つトレーダーからの教育を受けたいと考える投資初心者や経験者にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
3. 堀江に対する投資家の評判
元機関投資家である堀江氏の活動については、賛否が大きく分かれています。
彼の情報配信や商材に対する評価は、一定の支持を得ている一方で、批判の声も少なくありません。
このセクションでは、堀江氏に対するさまざまな意見を探っていきます。
賛成意見
堀江氏のファンや支持者からは、主に以下のような意見が寄せられています。
- 教育的な価値が高い:多くの支持者は、彼の投資に関する知識や情報が非常に有益であると考えています。
特に初心者向けの講座や動画は、基礎から応用まで幅広い内容をカバーしており、わかりやすさが評判です。 - 個別対応の丁寧さ:堀江氏は受講生に対して個別にフォローアップを行う姿勢を持っているため、多くの人々がその対応に感謝を示しています。
特にマンツーマン講座では、受講者一人一人のニーズに応じた指導が行われると好評です。 - 豊富な情報提供:YouTubeチャンネルやメルマガを通じて、最新の市場情報やトレードのヒントなどを提供しています。
これにより、リアルタイムでの情報収集が容易になり、投資判断に生かせると支持者は述べています。
反対意見
一方で、堀江氏に対する批判的な意見も多く見受けられます。
- 予測の不透明さ:堀江氏の予測が必ずしも正確でないとの声も多く、特に結果が外れた際にはその信頼性が疑問視されます。
投資家の中には、彼の予測を鵜呑みにしないほうが賢明だという意見もあります。 - 商材販売に対する懸念:彼が商材を販売していることに対して疑問を持つ人が多いです。「なぜ実績のあるトレーダーが商材を売るのか?」といった声が上がっており、真意を探る声もあります。
これにより、彼の情報が本当に信頼に足るのか不安に思う投資家もいるようです。 - 一方的な評価システム:堀江氏が自ら運営するチャンネルやサポートにおいて、否定的な意見や批判的なコメントが消されることがあるとの報告があります。
このような行為が透明性を欠くとして、信頼性を損なう要因となっています。
堀江の予想と結果:2022年から2023年
堀江氏はYouTubeチャンネル「元機関投資家トレーダー堀江の投資塾」を2021年10月11日に開始しました。
その直後からYouTubeにて、2022年のナスダック100の長期的な下落を予想しました。
結果は、2022年は10月まで大きく下落し、見事予想を的中させました。
その後2022年末にも、ここからナスダック100は30%下落すると警告しました。
しかし、ナスダック100は2023年年始から大きく上昇しましたが、それでもなお、
2023年4月末、「ナスダックついに上昇終了へ⁈決算シーズン終了後の暴落に注意⁈」との動画を投稿し、以降の暴落を主張しました。
ただその後もナスダック100の上昇相場は続き、予想と反対の結果になることが続きました。
堀江の問題点
2022年の予想を的中させたことにより、YouTube登録者数は激増し、多くの”信者”が発生しました。
その後堀江氏の予想を信じた投資家は、2022年10月のナスダック100の底値から2023年にかけて、堀江氏のショート推奨に従い、多くの損失を出してしまいます。
さらに、当時のキャッチフレーズの”引き続き下落相場で儲けていきましょう”を毎回の動画にて発していたことも多くの投資家の信頼を裏切りました。
また、コメント欄の反対意見に対して、消去だけでなく、情報開示請求をちらつかせたりしました。
一番の問題点は
「私には底打ちのノウハウがあります。底打ちしたらYouTubeでお知らせします。
下落時に買い下がるより、ショートで儲けて底打ちしたらそこに資金を入れた方がいいじゃないですか」。
この姿勢だったと思います。
ナスダック100は2023年に600ポイントまで下落と予想し、反転上昇しても、「最高値更新はない、年足での下落相場は継続中」と主張しましたが、2023年末に最高値更新する結果になっています。
基本的に、長期のショートは危険で取り返しのつかないものです。
せめて、ショートでの投資ではなく、資金待機を勧めるべきだったと思います。
投資自体を見合せれば、機会損失は起きますが、多くの資金を失うよりはマシです。
この一連の流れが、現在の堀江氏への評価を下げている要因です。
まとめると
一方で、堀江氏は元機関投資家を活かして、投資に非常に有益な知識や情報、ノウハウを提供しているのも事実です。
2023年の予想と結果、反対意見者への姿勢が悔やまれます。
ゆえに、賛否が並存する彼の情報や商材を利用する際には、情報の取捨選択が求められます。
元機関投資家 堀江 評判 について総括
- 情報の有用性は高いものの、予測の精度や商材販売に関する疑念も払拭できない
- ナスダック100の2022年下落予想的中、2023年下落予想はずれ
- 堀江氏は反対意見者に対する姿勢を改めるべき
- 投資家は堀江氏の情報を参考にしつつも、自らの判断力を養うことが重要